教育的観点を持った指導

musikerkreisでは、単純な音楽の技量の向上のみを目指すのではなく、音楽指導を通じて人間的な成長を促すことが重要だと考えております。

指導者が教育的観点を持たず、機械的な指導を行ってしまうケースは少なくありません。
例えば、運動部員に「試合終了まで諦めるな」と教えておきながら、期末テストで終了前にすでに諦めて眠っている生徒がいたとしても、何の指導もしないといった矛盾したケースがあげられます。
また、審判の目に留まらなければファウルも立派なテクニックであると教える(=暗に「バレなければいい」を教えている)など、教育現場には多かれ少なかれ、児童・生徒の人格的成長を重んじない教育が行われている場合もあります。

応用の利かない小手先のテクニックだけを教える講師がいるのも実情です。裏技的な要素は児童・生徒にも確かに受け入れられやすいですが、講師が小手先の指導だけに甘んじていては児童・生徒の人間的成長は期待できません。

musikerkreisでは、そのような教育現場の課題も踏まえて、学校という教育機関で指導にあたる以上、枝葉のテクニックを教えるのではなく、人格形成の幹となる王道的な内容を教えるべきと考えております。

 

先生方の立場を最重要視

musikerkreisでは、指導講師・顧問の先生方・生徒といった「役割」と「立場」が自然と伝わる空気作りや、指導を心がけることを掲げております。

吹奏楽部の生徒さんは外部指導講師に傾倒する傾向が強く、逆に顧問の先生方を軽んじてしまうことが多々あります。
それぞれの立場や役割の違いなどを理解できず、先生方の助言や指示に従うことができない生徒さんが増えてしまうと、当然ながら部内の空気は悪くなり、合奏において不可欠となるチームワークも乱れます。
そんな「一神教」状態が起こらないよう、徹底的に配慮した取り組み・指導を行います。

また、顧問の先生方と生徒さんの関係が良好でない場合には、部内における「架け橋」となることにも腐心したいと考えております。