音楽について
2023年12月03日

マンダラチャート-2

前回に続きマンダラチャートです。中央部に「なりたい自分の姿」を書き、それを達成するために必要だと思われる8つの要素を書き込むものです。(写真1枚目)


写真2枚目のマンダラチャートを作ったのは、アメリカで大活躍中のプロ野球選手、大谷翔平選手が高校1年生の時に作ったものなのです。これだけきちんと考えることができるのはすごいことです。


さて、辞書で「目的」「手段」を調べると、こう書いてあります。
目的…実現しよう,到達しようとして目指す事柄。めあて。
手段…目的をとげるのに必要な方法。


文にすると以下のようになります。
8球団からドラフト1位指名(目的)されるために、体作り(手段)を行う。 など


ただ、これだと「体作り」について、具体的に何をするのかがよくわからない。だから、今度は「体作り」を目的にした場合の手段を考える。それが写真3枚目。ここも真ん中(目的)と周囲(手段)がきちんとつながっています。


ここで大切なことがあります。それは「数字」を使える内容はなるべく数字を使うということ。「体作り」のために「たくさん食べる」よりも、「食事 朝3杯 夜7杯」、「勉強をがんばる」よりも「学年の数(1年生なら1時間)、休日は2.5倍」、「積極的に発言する」より「最低でも2人目までには必ず発言する」の方がのほうが具体的です。数字が入ったほうが達成できたかどうかがすぐにわかります。
同様に残りのマスを埋めていくと、最初3マス×マスだったものが、9マス×9マスになります。それが写真4枚目。


改めて大谷翔平選手の偉大さがよく分かります。目標を実現するために考え抜かれています。吹奏楽部だけでなく、進路や自己実現のためにも十分使えるツールです。

 

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カテゴリー「ブラスのひびき」とは、私が現役の教員時代に生徒に配布していた吹奏楽部通信でのタイトルです。そのため、高校生に語りかける文体になっています。予めご了承ください。