その他
2022年06月23日

《文句大王》と《言い訳大魔王》、そして《逆ギレ超魔王》

 どこの世界にも「悪いのはお前だろっ!(怒)」といいたくなるような人物がいます。私は勝手に《文句大王》と《言い訳大魔王》と呼んでいます。では、それぞれどういう人たちなのでしょうか? 結論から先にいってしまえば、こういう人たちの共通点は「自己中心的で、それが他人にどのような迷惑をかけることになるかまるでわかっていない」ということです。自分達に思い当たる節があるのならばすぐに直すように心がけましょう。

 

《文句大王》

これは、何かやるごとに文句ばっかりいっている人のことです。一番の多い例がこんな感じです。

A「楽譜をみんなに配っておいてくれる?」

B「え~、なんで私がやんなきゃいけないの? ちょ~ウザい。ムカツくんだけど。」

わりと日常よくある会話ではないでしょうか?しかし、これが音楽の世界だと問題は深刻になります。

A「体育祭でマーチを2曲演奏するので、○○日までにテンポ80で演奏できるようにしておきましょう。」

B「え~、無理。」(他にもいろいろなパターンが…)

 

《言い訳大魔王》

ではこれも日常よくある会話から・・・…。

A「なぜ今日遅刻したんだ?」

B「いや、あのぉ、朝起きたら雨が降っていたんですよ。いつもは自転車なので間に合うんですけれどぉ、バスがなかなかこなくってぇ。」

では、音楽の世界では?

A「なぜ約束の日までにできるようにならなかったんだ?」

B「え~、やろうとは思ったんですよぉ。でもぉ、いろいろ忙しくってぇ、時間が無くってぇ・・・…楽器もこのキーが動かないしぃ(まだまだ続く言い訳の数々)。」

 

 さて、《文句大王》にしても《言い訳大魔王》にしても、結局は自分のことしか考えていないことがよくわかるでしょう。原因が自分にあるのだからひとこと「すみませんでした。」となぜ言えないのでしょうか? その日までにできるようになるために一生懸命練習している人たちの目の前で、または演奏を聴いている人たちの前で文句や言い訳ができるわけがありません。こういう人たちを一緒に「いい音楽しよう!」とする仲間として受け入れることができますか? こういう人たちと変な演奏をしてガマンすることができますか? よ~く考えてみましょう。

 

 そして、《文句大王》と《言い訳大魔王》は、《逆ギレ超魔王》として立派に成長していきます。こうなってしまうと、周囲から完全に引かれてしまいます。

 

 《文句大王》や《言い訳大魔王》、《逆ギレ超魔王》の成分は誰の心の中にもあるのだということです。になってなってしまうのです。しかし、これらの成分が表面に出てしまうと、チームワークに支障をきたします。音楽は究極のチームプレーです。聴いている人のことはもちろんですが、一緒に取り組んでいる仲間たちのことをきちんと考え、行動できるように注意したいものです。