吹奏楽コラム
2022年07月09日

【吹奏楽コラム】部活動外部指導員制度の概要・問題点について解説!吹奏楽のレッスンなら

外部講師を依頼するなら!部活動外部指導員制度とは?

東京・神奈川で外部講師に吹奏楽のレッスンを依頼するなら、musikerkreis.comへお問い合わせください。吹奏楽顧問として指導を行う際は、部活動外部指導員制度についても知っておきましょう。レッスンを外部に委託する際の選択肢の一つであるため、一般的な知識として知っておくのがおすすめです。この記事では、部活動外部指導員制度の概要や、考えられる問題点について解説します。

 

部活動指導員制度の概要

吹奏楽に限らず、学校の部活動には顧問が必要です。しかし、部活動の経験や知識がないまま顧問になり、どのように指導したらいいのかわからない、と負担を感じる先生方もいらっしゃるでしょう。

そういった先生方の負担を軽くするため、外部から専門的な知識を有している指導員を招く制度が「部活動指導員制度」です。平成29年4月に、学校教育法施行規則の改定という形で施行されました。

部活動指導員は、顧問として技術的な指導を行ったり引率ができたりすることが特徴で、担当教諭と日常的に情報共有を行い、連携をとっていくことが求められます。

 

部活動指導員になる条件

専門的な知識を有しているだけでは部活動指導員にはなれず、以下の条件を満たしていることが必要になります。

  • 教員や担当する分野の指導免許を持っている、あるいはクラブや部活動で実際に指導していた経験がある
  • 専門的な知識や技術を有しており、生徒の指導に適している
  • 健康状態が良く、1年間指導を行える
  • 学校教育を理解し、生徒の健康面や安全面、学習面も考慮できる
  • 20歳以上
  • 地方公務員法第16条の欠格事項に該当していない

生徒の指導を行うからといって教員免許を持っている必要はありません。しかし、部活動の指導者ということは、生徒に対して適した指導をするとともに、自身も指導者として相応しい人間であることが求められます。

 

部活動指導員は研修も必須

また、学校側と指導員の相互理解を深めるためにも、部活動指導員には事前研修や定期的な研修があることも特徴です。研修では、以下のような指導に関連する内容を学びます。

  • 部活動と学校教育の関係性
  • 学校の方針への理解
  • 体罰への認識
  • 保護者に対するコミュニケーション

 

部活動指導員の報酬

部活動指導員制度では、報酬が定められていることも特徴です。各自治体など学校運営者によって金額には差があります。一方で指導者本人が指導料を定めている場合は、部活動指導員ではなく「外部指導員」となります。外部指導員は引率ができないなど、両者には違いがあることを覚えておきましょう。

吹奏楽部の顧問になったが指導できる知識がないという場合、部活動指導員や外部指導員を採用するのも一つの方法です。顧問になる際は、こういった方法があるということも把握しておきましょう。

 

部活動指導員が指導するうえでの問題点はある?

部活動指導員とは、その学校に勤務している教師でなくとも、学校長の許可があれば生徒を指導したり、引率したりできる人を指します。

部活に専門的な知識や経験を有した指導者がおらず、技術の向上が見込めないときや、教育との兼任による教師の負担の軽減を目的として採用されます。

吹奏楽部の部活動指導員に求められることは、楽器に対する専門的な知識や生徒全員に指導できる指導力だけではなく、視野を広く持ち生徒を見て、結果を残せる力です。

部活動指導員はとても便利な制度ではありますが、その一方で問題点もあります。

部活動指導員制度が導入されたことにより、外部からの指導者は今まで以上に部活の運営に関わることになります。部活動においては、顧問より生徒に関わる時間が長くなることもあるかもしれません。

生徒に何らかのトラブルが生じた際にも、迅速に対応しなくてはいけないため、常に学校との情報共有を行う必要があります。その過程で発生するのが、コミュニケーションに関する問題です。

 

学校側とのコミュニケーション

部活動指導員にとって学校は「雇い主」であるため、先生方との交流は必須になります。また、学校運営の方針から逸脱した指導を行わないためにも、学校の校風や雰囲気まで把握しておく必要があります。

学校側と双方向のコミュニケーションをとっていれば、保護者への理解にもつながるため、密なコミュニケーションが必要になります。

 

顧問とのコミュニケーション

部活動指導員がいたとしても、学校側は必ず顧問となる教員を配置する義務があります。そのため顧問の先生とのコミュニケーションも必須になります。

顧問とのコミュニケーションがうまくいかないと、活動や指導に理解が得られない、活動が制限されてしまうといった状態になるため、注意が必要です。

 

部員とのコミュニケーション

部員・生徒は、部活動指導員が一番多く関わる相手になります。部活動の時間に週何度か来るだけの存在かもしれませんが、指導をスムーズに行うためには、生徒との信頼関係が重要になってきます。

積極的に生徒とコミュニケーションをはかり、信頼関係を築いていくことが大切です。

 

東京で吹奏楽部の外部講師・レッスン依頼はmusikerkreis.comへ!

学校の部活動には、指導者となる顧問教師が存在しなければいけません。しかし、必ずしもその部活動に精通している教師が顧問になるわけではないので、技術の上達が見込めないこともあるでしょう。

そういった場合は、部活動指導員制度といわれる、外部から専門的な知識や経験を有した指導者を呼んで指導してもらう制度が役に立ちます。また、部活動指導員だけでなく、外部指導員に依頼するのも一つの方法です。

東京で吹奏楽部の外部講師・レッスン依頼なら、musikerkreis.comへお問い合わせください。30年の吹奏楽部顧問経験を活かして、生徒一人ひとりに対して、適切な指導をいたします。外部指導員として、合奏指導や楽器の基礎指導、練習メニューの考案、コンクールに向けた指導から選曲相談まで、幅広いサポートが可能です。

また、musikerkreis.comは、吹奏楽の指導だけでなく、教育的観点を大切にしながら、生徒・児童が吹奏楽を通じて人格形成を行えるようサポートすることができます。

吹奏楽部の指導に関してお困りの先生方をサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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